図面以上のものを。

工房では、抽斗の制作が追い込みに入っている。

 

ワゴン本体は、既に組み立てが終わって、養生に毛布が被せてあった。毛布を取り除いて本体を一台一台眺めていると、スタッフが側板と天板の色合わせにこだわっているのを感じた。

 

側板は4~5枚の板が接ぎ合わされているが、接ぎ面がどこにあるかこの写真から分かるだろうか?白太の部分、赤身の部分とも上手に色合せされているから、違和感がない。

 

この製品には国産のカバ材を用いている。カバは辺材の色が白く芯材が赤みを帯びていて、そのコントラストはとてもきれいだ。ただし、それは一枚の板だけを見た時だ。何枚もの板を矧ぎ合わせて幅広の板にしようと思うと、色のばらつきは厄介なものとなる。芯材の赤身の色も濃い色から薄い色まで板によってバラツキがある。これだけきれいに色合せするのは随分と手間を掛けたことだろう。

 

側板と天板も、50台のワゴンそれぞれ上手に色合わせをしてある。 

 

敢えて心材と辺材で色の差のあるカバという材料を用い、一手間も二手間も色合わせに手間を掛けることで製品によって表情の違いを生み出すのがこの製品の強みだろう。大手のメーカーでは、一台一台表情の違いのある製品を作ることは至難の業だ。

 

扱いにくい素材の癖を存分に見ぬくことで魅力となる。図面や仕様書に表記されている以上の製品をを作ろうという職人の腕の見せ所だ。

 

組立を待つ抽斗の側板も、左右の板が色合わせされて積まれていた。



 

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